夏の季節、体調管理は特に重要です。7月から8月にかけて、健康を維持するために食べ物が提供できる力は驚くほど大きいものです。そこで、手作りの健康食品が活躍する季節。熱中症や夏バテなどのリスクを減らし、元気で快適な夏を過ごすために、身近な食材を使った手作りの健康食品をご紹介します。この季節に役立つレシピや食材の活用方法をお伝えし、健康的な夏を楽しみましょう。
あんずとプラムの砂糖煮
ビタミンAが豊富で美容効果が高く、整腸作用も
あんずもプラムも皮をむき、あんずは種をとります。果物の4~5割の砂糖と同量の水を鍋に入れ、果物を入れます。ガーゼの落としぶたをのせ、焦げないよう、弱火で約1時間ほど煮ます。ケーキの材料として重宝します。
新しょうがの梅酢漬け
夏の食欲増進の名脇役 冬はしぼり汁が風邪を予防
新しょうがは葉と茎を切り落とし、洗って容器に入れ、ふり塩をして、軽い重石をのせます。3日ほどして、水が上がったらとり出し、水分を拭き取ってから梅酢に漬けこみます。色も香りもよく、あらゆる付け合わせに使えます。
薬草アロエの料理
アロエの生葉を食べたり汁を飲むことで、胃腸の調子、血圧を整え、便秘、ぜんそく、乗り物酔いなどにも効果があります。またやけどや外傷をなおし、神経痛、肩こりの痛みも和らげるなど「医者いらず」の別名どおり、幅広い効果で人気の薬草です。葉は今が成長盛り。食卓にものせましょう。
アロエのかき揚げ
アロエの若い葉は小口切りにして、ごぼう、にんじん、玉ねぎなどといっしょに天ぷらごろもの中で混ぜ、しゃもじですくいながら揚げます。油の作用で苦みとあくが和らぎます。
アロエ酒
アロエの生葉40グラムを刻み、20㏄の水で1時間ほど煎じて、ふきんでこします。煎じ汁と同量の45度の焼酎を合わせて容器に入れ、砂糖か蜂蜜を加えて冷蔵庫で保存。2週間ぐらいたつと飲み始められます。アロエ酒の適量は、大さじ1杯を一日に1~2回。
アロエのつくだ煮
アロエの若葉と五目野菜のつくだ煮。アロエ、ごぼう、にんじん、干し椎茸、れんこん、さやいんげんなどを刻み、椎茸のもどし汁と水で煮たて、砂糖、酒、しょうゆを入れて落としぶたで煮込みます。汁気が少なくなったら混ぜながら煮ます。
アロエ飴
- 葉をすりおろす。
- ふきんでこし、汁をとる。
- 混ぜながら半量まで煮つめる。
- 粉をしいた上で固めて切る。
オクラ
特有のぬめりがスタミナ源 ビタミン、ミネラルが豊富
そのまま刻んでおかかあえ、納豆あえに。ゆでてすりつぶしてとろろに混ぜたり、塩ゆでしたものをサラダに加えたり、かぼちゃやなすと炊き合わせてもおいしい。ぬめりが嫌いな人は、天ぷらや炒め物などにして。
つるむらさき
ビタミン・ミネラルの宝庫 育てて食べたい健康野菜
若葉はくせもなく、柔らかいので生食できます。加熱するときは、ほうれん草同様、さっと塩ゆでにしておひたしや酢のもの、ごまあえなどにします。みそ汁の浮き実や炒め物にも使えます。秋、葉が落ちた後は茎を刻んで天日で乾かし、いったものをお茶として飲んでも香ばしいものです。
なすのしば漬け
露地もので保存食を作りゆっくり楽しみたいもの
なす、きゅうり、しょうが、みょうがはそれぞれ2日ほど薄塩の塩漬けにしておきます。器の底に梅干しのしそをたっぷり敷き、塩漬けにした野菜と種を抜いたとうがらしを入れ、また、しそをのせます。水少々で割った酢に砂糖少々を加えた液をひたひたに注ぎ入れ、重石をして冷蔵します。
ミックスピクルス
酸味が、衰えがちな食欲を刺激。皿盛の野菜で
板ずりしたきゅうり、すじをとったセロリは小口切り、にんじんは2センチの厚さに切ってボールに入れ、塩をふり軽い重石をして5~6時間おき、ビンに詰めます。水2カップ、砂糖1/2カップ、塩大さじ1の割合の漬け汁にローリエ2枚、タイム、粒こしょうを入れてひと煮たちさせてさまし、ビンにたっぷり注ぎ入れます。
まとめ
夏の季節に役立つ手作りの健康食品をご紹介しましたが、食事は健康の基盤です。7月から8月にかけて、熱中症や夏バテを防ぐためにもバランスの取れた食事が重要です。手軽に作れる食品を活用して、栄養をしっかり摂りながら、夏の元気を保ちましょう。
そして、季節の食材を上手に活用することで、旬のおいしさを存分に味わえます。夏野菜の栄養を存分に楽しんで、食事を通じて健康をサポートしましょう。
手作りの健康食品は、食べる喜びと共に、自分の健康管理にも繋がります。手軽に作れるレシピを取り入れて、自然な栄養を摂りながら、快適で健やかな夏を楽しんでください。