おばあちゃんの知恵 役立つ暮らしの辞典

昔から語り継がれる暮らしの知恵を発信

おばあちゃんの知恵で学ぶ、エコで便利な台所・省エネ術

 

 おばあちゃんたちの知恵と、昔ながらの台所・省エネの方法は、最も効果的な省エネの秘訣となります。このブログでは、田舎のおばあちゃんたちの知恵から得られる古き良き技と、現代の生活に取り入れやすいエコなキッチンの省エネの方法を紹介します。食材の有効活用や調理の工夫など、身近にできる省エネライフを実践して、家計にも地球環境にもやさしい生活が提供できれば幸いです。

 

 

お米のとぎ汁には洗浄力がある。ふきん洗いや油よごれを落とすのに利用。

 昔は、ぬかで体や髪を洗いました。お米のとぎ汁には、ぬかが入っているので、洗いものにも使えます。においを消す働きもあるので、ふきんの煮沸消毒にもよいものです。

 天ぷら鍋など油よごれの強いものは、とぎ汁を張って火にかけ2~3分間沸騰させます。湯を捨ててからたわしでこするとすっきり洗えます。

 めん類のゆで汁はたわしの消毒、魚焼きの網を洗うなどに利用するとうってつけです。

 

万能のお米のとぎ汁

 

油で汚れた食器や鍋は、いったん紙で拭き取ってから水洗いする。

 油よごれを前もって拭きとっておくと、効率よく洗えて、水や洗剤も節約できます。ペーパータオルやティッシュペーパーでなくても、トイレットペーパーで充分。外観は多少悪くても、安いので気兼ねなく使え、台所に一つ備えておくと何かと重宝します。

 

 

 

台所用洗剤は、必ず薄めて使い、スポンジも洗剤用とすすぎ用の2個用意する。

 洗剤は規定量までは薄めて使うほうがよく、濃すぎるよりは、すすぎが簡単で水の節約にもつながります。

 また、スポンジに洗剤が残っているのに、すすぎのためにいちいち洗い流すのも不経済。次の洗いものに使います。もうひとつすすぎ用のスポンジを用意すると、無駄がありません。

 

 

 

流しには大きな洗い桶を。ため洗いをしてもきれいになり、経済的。

 水がいちばん無駄なのは、水道を出しっぱなしにして洗い物をすること。食器類は洗い桶でためすすぎをしたあと、簡単に流水で洗います。野菜類も洗い桶を使って、水をかえながら洗った方が、むしろ細部まできれいに洗えます。

 

桶に水をためて付け置きすれば汚れも落ちやすい

 

食器洗いにふきんやへちまを。ほどよい手ごたえがあり、洗剤に頼らず洗える。

 スポンジは泡立ちがよくても、すべりがよすぎて力が入らず、頼りない感じもします。その点、さらしのふきんには手ごたえがあり、使い慣れると手放せなくなるほどです。お釜や茶碗に残るご飯の粘り気も落としやすく、糸底の周囲など、細かいところのすみずみまで力が届くので、洗剤に頼らなくても洗い上りがさっぱりします。

 へちまは、スポンジとたわしの中間くらいの固さですから、傷つきやすいホーロー鍋や無水鍋などを洗うのに重宝です。

思い切ってスポンジをやめてふきんで洗ってみるのも

 

野菜のゆで汁は捨てずに、別の野菜や卵をゆでたり、調理器具の消毒に利用。

 じゃがいものゆで汁は、少量残っても捨てずに、味噌汁やポタージュスープ、カレー煮込み用の汁として利用すればおいしく、無駄なしです。ゆでたまごを作るときは、よく洗って、野菜類といっしょにゆでるか、野菜をひき上げたあとのゆで汁に入れてゆでても殻をむいて使う料理なら、気になりません。

 さらに青菜をゆでたあとの汁も捨てずに、まな板や竹ざる、たわしなどの熱湯消毒に、庭の雑草にかけて草むしりの手間をはぶくなどに利用できます。さっとかけて、あと、すぐに水を流せばあくや色がつく心配もありません。

 

茹で汁も無駄にしない

 

料理のお湯にガス湯沸器を利用。水から沸かすより経済的。

 ものをゆでるとき、ふきんを煮沸消毒するときも、水からコンロで沸かすのではなく、湯沸のお湯をとって火にかけた方が、ガス代の節約になるわけです。


ポットの残り湯は捨てないで、明朝の味噌汁のだしとりに利用する。

 あわただしい朝、味噌汁のだしをとる手間を省くには、前の晩から煮干しをぬるま湯にひたしておくとよいです。このとき、ポットの残り湯を鍋に移して使えば経済的。翌朝、そのまま火にかけて具を入れればよいので、手間と時間が省けて一石二鳥。残り湯が少なければ朝、火にかけるときに水を足せばよいのです。味噌汁のだしに限らず、煮物やめんのつけ汁、スープにも利用しましょう。

 

煮干しでだしを取る

 

まとめ

 いかがだったでしょうか。おばあちゃんたちの知恵を通じて、食器洗いと調理の瞬間における省エネの秘訣を学びました。シンプルながら効果的な方法が、日常の中で我々の生活をよりエコで持続可能なものに変えていくと思います。

 食器洗いの際には、水や洗剤の効果的な使い方が、水道代の節約につながります。調理時にはガスの使い方や調理器具の工夫で無駄なエネルギーを減らし、経済的かつエコな食事づくりが可能です。これらの小さな工夫が、家計にも地球環境にもやさしい影響を与えます。省エネの実践は、持続可能な生活への一歩です。

 

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